【書評】 『マイケル•ジョーダン 父さん。僕の人生をどう思う?』
著者 ローランド・レイゼンビー
訳 佐良土茂樹・佐良土賢樹
¥2160円
736ページ
本が元々好きなのですが、今時間が有り余っているのと、少しでも人に役立てばと思いまして、書評(感想文)なるものを書こうと思い立ちました。
いやあんまり役に立たないかな…。
最近読んだのは、我がヒーローであるマイケルジョーダンの伝記です。
ジョーダン関連は何冊か読んだことあるんですが、多分これが今1番新しい本ですね。
まずなんといっても厚い。730ページくらいあります。
なのでよっぽどのジョーダン好きじゃないと読めないと思います。
少年時代〜現在のホーネッツのオーナーになるまでのエピソードが盛り込まれてますが、
僕も正直、学生時代の話なんかはそんなに興味ないので、ちょっとキツくてとばしました笑
この本の特徴としては、異常な負けず嫌いによる周囲との軋轢やギャンブル癖、家族の不和など、ジョーダンの〝負〟の部分が強調されているところです。
ジョーダンを「ヒーロー」としてではなく、1人の「人間」として書かれている本です。
なので、ジョーダンのことを完全無欠の聖人だと思ってる人(いないか…)が読んだらちょっとショックを受けるかもしれません。
まあでもマイケルジョーダンという人はバスケを越えてアメリカの文化の頂点に到達した人物と言われてますので、その辺の一般人と何も変わらない性格、感性じゃそりゃ〜無理ですよね。
っていう結論になりました自分の中で笑
でも練習や試合にいつも全力で臨み、自分だけでなく周りにも妥協を許さない姿勢は本を読んだだけでかなり伝わってきました。
よく現代のNBAでジョーダンはまだ通用するとかしないとかっていう議論がありますが、技術とか運動能力で勝ったとしてもこの精神力に勝てる選手はなかなかいないだろうなって思います。
こういう、1人でチームを引っ張ってやるっていう選手減ってる気がしますしね。
今は割とみんな仲良くやってるチームが強い印象です。
SMAPと嵐の違いみたいなもんですかね(?)。
そういう時代なんですかね。
本の内容に関しては、個人的にはブルズに入るまでの割合を減らして、その後をもっと増やして欲しかったなって思いました。
野球やってた時の話とかウィザーズでの話が凄く興味あったんですが、そこは思ったよりもサラッと書かれていてちょっと残念です。
それでも読み応えは充分なので、ジョーダン好きな方は是非。
ちなみに同じ著者が書いたコービーの本も最近出ました。
読んでないですけど。
というわけで、こんな所まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m
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